第四の壁 演劇交流会



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[22] ジャン・コクトーの「声」

投稿者: 亜門啓太 投稿日:2014年 9月30日(火)18時06分33秒 p2242-ipbf2005sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

ジャンコクトーの「声」は女優ひとりが演じる心理劇である。70分近いこの戯曲は女優なら一度は演じてみたいと思うに違いない濃厚にして膨大なセリフ量の作品といえる。したがって誰もがこなせる役ではない。今までこの作品を演じきった女優は少ない。簡略化したものや携帯電話を使って今風にアレンジしたものは幾つかあるようだが原作をノーカットで演じること事態がすごいことなのである。このたび風蝕異人街の堀紀代美がテアトル・マアルイ旗揚げ第二作として「声」に挑んだ。そして彼女は見事に演じきったのである。この芝居に出てくる苦悩しながらも品を失わず男を愛し続けようとする女は堀自身の生き方ともオーバーラップして感動を呼んだ。この日は各地でイベントが重なり三回の公演は満席にはいたらなかったが、これを見なかった人は大きな損失だったことをここに述べねばならない。ひとりの捨てられた女の心理劇は普遍的な問題を扱っているのであって、誰もが何らかの形で自らの胸中を探らねばならない作品なのである。これから何回かにわたって、9月27、28日にアトリエ阿呆船で行われた「声」に言及することになる。


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