第四の壁 演劇交流会


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カテゴリ:[ なんでもフリートーク ]


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[19] ストリンドベリ 2

投稿者: 亜門啓太 投稿日:2014年 9月 6日(土)09時01分28秒 p4091-ipbf302sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

ストリンドベリが当時のヨーロッパを席巻し始めていた芝居の傾向を嘆いた言葉が残っている。「人々は僭越にも生活の歓楽を大声で呼び求め、劇場支配人たちは、まるで生活の喜びが愚鈍であることに、舞踏病や痴呆症に取り憑かれた人間を描くことにあるかのように茶番劇ばかりを注文し始めた」
この傾向は現代も同じ構造になっているわけで、商業的に人気を博する分かりやすく滑稽で、容易に笑いや怒りや涙を誘うものに流れやすいことを物語っている。果たして芝居はそんなに分かりやすくていいのだろうか。そんなに単純に理解され、皆が同じように感じうるものであっていいのだろうか。私は最近、文学座の地方公演を観たが、扱う演目と演技の軽薄なまでの大げさで分かりすぎる芝居に辟易し途中で退席してしまった。ストリンドベリはこう続けている。「私は生活の歓びを力強い残酷な闘争の中に見いだす。ある教訓にとんだ異常な場合を、いわば一つの例外を、とはいえ公理を確認する一つの例外を私は選んだのある。これは平凡を愛する人を傷つけるかもしれないが」
この考えは芝居を掘り下げていこうとする人の心に小石を投げ込む考えを提起していると私は思う。このあとも彼の考え方をとりあげたいと思っている。


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